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~ピラティスの歴史~

 

ピラティスは、創始者であるドイツ人のジョセフ・ピラティス氏の名前に由来するコンディショニング法の1つです。

 

【10回やれば気分が良くなり、20回やれば身体が変わり、30回やればすべてが変わる】

 ジョセフ・ピラティス

〇ピラティス氏の幼少時はリウマチ熱や喘息、くる病に悩まされ、呼吸器系が弱く病弱。。。

病弱な自分の身体にコンプレックスを持っていたため、ヨガやダンス・体操・ボクシング・武術など様々な運動やスポーツの要素を組み合わせ、独自のエクササイズを開発して自己鍛錬に励んだといわれています。
このエクササイズを発展させたものが、後のピラティスの原型です。
その後、自身でトレーニングの成果により、ボクサー顔負けの鍛えられた身体となりました。

〇捕虜として拘留された場で、負傷兵に対するリハビリのサポート。。。

第一次世界大戦時、既に強靭な身体となり、ボクサーや、サーカスのパフォーマンスをしたり、護衛術のトレーナーも経験していたピラティス氏は、捕虜として拘留され、マン島の病院で看護助手のようなかたちで、病棟勤務員として負傷兵のサポートに従事するようになります。
ケガをし、寝たきりになってしまった仲間達のために、自身が編み出したエクササイズをリハビリに応用できないかと考え、研究を重ねてエクササイズの改良に取り組み、考案し、指導したことが現在のピラティスの始まりといわれています。
負傷した人が寝たままでもトレーニングを効果的に行う方法を考え、当時使っていたベッドのマットを外してトレーニングに利用したのもこの頃です。
これが現在のピラティスマシンのリフォーマーの始まりだと言われています。
現在のピラティスメソッドに繋がるオリジナルエクササイズは、この時期に体系化されました。

〇ダンサーから広まるピラティスメソッド。。。

その後、ピラティス氏は完成したピラティスメソッドをかかえ、第一次世界大戦後、1923年に渡米し、マンハッタンにピラティススタジオを開設します。このスタジオは世界的に有名なダンサーのスタジオだった為、多くのダンサーがピラティスの元で学び、身体を痛めたダンサーたちが殺到し、ピラティスメソッドが広まっていきました。

〇コントロロジーの提唱。。。

ピラティス氏は「コントロロジー」という概念を発信し続けました。
「コントロール」と「ロジー」(学問)を合わせた造語です。
身体をマインドで正確にコントロールできる整った身体が理想的だと考えていたのです。
ピラティス氏は多くのダンサーの信頼を得て、スポーツ医学の分野で有名な整形外科医にまで認められるようになり、ダンサーやスポーツ選手を中心にピラティスを普及させました。
現在はピラティスのメソッドはダンサーやフィットネス業界だけではなくリハビリなどの医療現場や、シニア向けの施設などでも取り入れられています。

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