~O脚改善~
O脚の方はそのO脚に対して、治したいな、真っすぐにキレイな脚にしたいなと一度は考えると思います。
しかし、少し取り組んでみて、あまり効果がでない、そのうちに気にしなくなりほったらかしに。。。
私はクリニックで延べ20000人の患者さんのリハビリをしてきましたが、肩・腰・ひざへのリハビリは特に多く、
ひざに関しては手術が必要になるまで痛みが進行してしまうのも少なくありません。
その原因の多くはO脚の放置!
今は痛みがないからとほっておくと、筋力低下から姿勢の崩れ、歩き方の変化がヒひざへのストレスを増加させ、取り返しのつかないことに。。。
【O脚は改善される】
- 体幹・お尻・内転筋などの筋力アップ
- 骨盤の股関節の柔軟性
- 筋・関節・歩行動作のコントロール
これらを整えていくことでO脚は改善していきます!
(中には改善されないO脚も。。。それは構造的な問題。骨自体が曲がってしまうとこれは難しい)
(改善が難しくても進行を遅らせることは可能。痛みが出ないように姿勢・歩き方を整える)
【O脚の原因】
生理的な変形と病的な変形とに分かれます。
生理的な原因は、立ち方・歩き方の癖や足を組む癖、運動不足、不良姿勢などの日常生活にあります。
また、病的な原因としては骨の発育や形成不全、靭帯の損傷、怪我などが挙げられます。
【O脚の症状】
生理的なO脚の場合は特に痛みはなく、左右称に膝が内反します。片側のみがO脚になる場合、股関節や膝関節の変形、骨の異常など病的な原因が疑われます。
内果(内くるぶし)をつけた状態で立った時、膝の隙間が指3本以上入る場合、O脚と診断されます。
【X脚について】
X脚は外反膝や内股とも言われ、膝の内側をつけた状態で立った時、左右の内くるぶしがつかない状態をいいます。
座り方や立ち方、歩き方などの日常生活による不良姿勢や、筋肉がアンバランスにつくことによってX脚になります。
生理的なX脚の場合痛みはありませんが、進行すると痛みや変形を引き起こします。
~女性に多い悩み~
- 上半身よりも下半身が太く見える
- スリムタイプのパンツやレギンスが似合わない
- ひざが出るスカートに抵抗がある
~男性に多い悩み~
- ひどいガニ股に見える
- スリムなスラックスがはけない
- 写真撮影で、「足を閉じて」と言われてしまう。これ以上閉じられないのに…
上記に加えて、女性にも男性にも共通する問題が、腰痛の症状です。
さらに、年配の方になると、「歩くときに膝が痛い」という症状にお悩みの方が多くなります。
これは、実は、膝や関節への負担が積み重なった結果、徐々に関節の変形が起こる「変形性膝関節症」を起こし、痛みが現れている可能性が高いです。
悪化すると歩行困難になることもあります。
O脚の原因には、普段の生活習慣からくる、悪い姿勢や歩き方も影響します。
例えばこんな座り方をしていませんか?
~O脚の原因になる座り方~
- 浅く座って背もたれによりかかる
- 横座り
- 頰づえをつく
- 足を組んで座る
姿勢の悪さは、長時間の勉強やデスクワーク、パソコンやスマートフォンの長時間使用によるものです。
~「靴」がO脚の原因になることも~
また、次のような履物を長い時間履いていると、足の構造をゆがめ、体の重心がずれ、バランスの悪い歩き方を引き起こします。
- 大きすぎる靴(ブカブカの長靴など)
- 足に引っ掛けて履く靴(サンダルなど)
- つま先を圧迫する靴(ヒールなど)
悪い姿勢や歩き方を長期にわたって行っていると、骨盤や下肢の筋肉にゆがみやアンバランスが生じてきます。
骨盤が前傾(または後傾)したり、腰椎がねじれたりして、股関節が内側に撚(よ)れて外側に開き、膝も外に向いてしまいます。
骨盤に問題がなくても、下肢の筋肉の使い方に問題がある場合もあります。
体の重心が外側(足の小指側)に傾いていると、外側重心で体を使う習慣がついて、足の外側の筋肉が発達します。
すると股関節が外に向かって開くため、O脚になることがあります。
O脚をほっておくことに良いことは何一つありません。。。
「見た目は気にしない」「今は歩けているから大丈夫」
それは後に痛みとして必ず現れます!!
O脚改善は美脚にもGood!
ぼてっとした脚から引き締まった脚へ!